合同防災訓練の実施について

平成29年12月18日、当社は西原油槽所(西原町小那覇)において、沖縄県東部消防組合消防本部(以下、東部消防)と合同で、防災訓練を実施しましたので、お知らせ致します。

当日は、沖縄近海を震源とする震度5強の地震の発生により、10万キロリットルの原油タンクで火災が発生したという想定の下で訓練を行い、当社の自衛防災組織員48名及び緊急車両4台に加え、東部消防から消防隊員や指揮者など30名及び消防車などの緊急車両6台が参加し、総勢78名、緊急車両計10台が参加した大規模な訓練となりました。

訓練では、初期消火訓練、自衛防災組織設置訓練、土嚢構築訓練及び負傷者救護訓練等を実施、当社及び東部消防の日頃の成果が発揮され訓練目的を達成して、無事終了しました。訓練後には、東部消防の屋比久消防署長より、「久し振りに実施された合同訓練により、東部消防及び南西石油の両組織が緊密に連携し、協力して活動できることが確認できた」という講評を頂きました。

当社は、沖縄県への石油製品の安定供給を確実にするため、西原油槽所の安全・安定操業を最優先課題としており、今後も引き続き東部消防との合同防災訓練を重ね、災害対応能力の向上に努めてゆく所存です。

 

有事の際には防災本部は南西石油の本館内に設置されますが、訓練の場合は現場の様子が良く見えるように現場に防災本部を設置します。手前が南西石油の自衛防災本部、奥が東部消防本部の現場指揮本部です。

 

南西石油の自衛消防隊による放水の様子です。消防車は27m大型化学高所放水車と泡原液搬送車の2点セットを使用し、移動式放水銃2台からも放水を実施しました。

 

地震被害の復旧作業中に作業員が負傷したというシナリオで負傷者救護訓練も実施しました。自衛防災組織の救護班が東部消防本部の救急隊にケガ人を引き渡した場面です。

 

東部消防本部消防隊の放水の様子です。消防車は32mのはしご車と泡原液搬送車です。写真右側の銀色の耐火服が自衛消防隊、左側の黒い耐火服が東部消防本部消防隊です。

 

訓練終了後の講評の様子です。東部消防本部の屋比久消防署長から講評を頂いているところです。

 

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